定年退職後の親へ生涯学習を進めよう

団塊世代の大量定年退職がここ数年続くそうですが、モーレツ仕事人間も大勢いたこの世代。無趣味の人＝仕事が趣味の人も大勢いるようです。

私は割と高齢者が多い住宅地に住んで、接触も多いのでいろんな人を見ます。

毎日バリバリ仕事をしていたのに、定年退職したとたん、急にボケる人も見ました。
仕事がなくなっちゃうと、やることもなくなっちゃってただボーッとしている。奥さんについて回って迷惑がられる「ワシも族」になるならまだマシな方で、日がな一日酒を飲みながらテレビを見ているニート状態になっちゃって肝臓を壊したりする人も見ました。

やはり人間、何かやる事が無いとダメになります。

今まで趣味がなかった人、やりたくても手が出せなかった事がある人は、ユーキャンで何か始めてみてはいかがでしょうか。
もし定年退職したばかりの親がいる方も、ちょっと勧めてみた方がよいですよ。

ユーキャンは「生涯学習のユーキャン」と言うキャッチフレーズを付けています。
「○○もちより資格持ち」なんてCMやってますし、資格取得系の通信講座に人気が集まっているのも事実ですがユーキャンには趣味の講座も充実しています。

もしパソコンも始めてなかった場合、『パソコン講座』がおすすめです。
「パソコンなんて」、と言う人も「お孫さんとメールが出来ますよ」と言うと携帯電話でもパソコンでもすぐに習得してしまうそうです。インターネットがつかえるようになると世界が広がりますからね。他の講座を受講するにしても受講者用掲示板がつかえると習得も早いです。指を使うのはボケ防止に良いのはナイショにして、勧めてみてはどうでしょうか。

パソコン本体付きの講座もありますし、この際自分用に新しいパソコンを買って、旧型を親に譲るのも有りですね。
じゃあ自分で教えろよってのは無しです。身内だと気軽に聞けるからと、全然憶えてくれません。(実体験)

『電源の切り方』を1週間毎日聞かれた日にはどうしたって腹が立ちます。最近は本当に入門編のテキストも本屋になくなったし仕事として電話質問を受け付けてくれるユーキャンの通信講座はありがたかったです。

とりあえず何か趣味、もしくはやることをこちらから作って上げるのが定年後の親への孝行でもあると思います。
面倒を見たくないわけではないですが、惚けた親の介護はあまり考えたくないですからね。
頭だけはしゃきっとしていて欲しいものです。

知識を試す『漢検』『戦国時代の謎』なんてのもユーキャンの通信講座にあります。読書家の親には良いかもしれませんね。


また定年退職した男性の受講が多いのが『家庭料理講座』。あまり考えたくない事ですが、高齢者で奥さんが先に倒れてしまうとお湯も沸かせない、と言う男性も割といます。そんな時に備える意味も込めて高齢男性が料理教室に通う例も増えているそうです。教室に通うのは恥ずかしい、という方が受講しているようです。奥さんにて料理を振る舞う旦那さんも、なかなかほほえましい光景ですね。